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  Tok10にとって、ラップは「根源的で人間的なものを表現する総合アート」だ。彼にとってのラップは、第一にリズム楽器、ただし、ボイスパーカーッションやドラムなどとは異なり、リズムに言葉の意味を直接的に込めることができる表現形式である。

  一般にラップというと、アンダーグラウンドかつ反社会的なイメージ、あるいはセルフボースティング(自慢)やバトルによるディスり合いといったイメージが強いが、Tok10の目に映るラップの魅力は、もう少し根源的な人間の在り方に関わっている。それは、他の表現形態では伝えることが難しい、「生き物としての心臓の鼓動(リズム)+人間を人間足らしめている言語(ことば)」のコラボによる複合的な表現である。

 Tok10がトラックにのせて語るrhyme(韻)はそのままrhythm(リズム)へとつながっている。それが歌って踊れる彼の作品の心地よさ。

Welcome to Tok10’s world !

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